♪メルちゃんブルース

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♪メルちゃんブルース
(「おめでとうカセットver.2」より。作詞・作曲 by BOSA 演奏 by BOSA 20歳)

好きな女の子の誕生日を祝って作ったテープの一曲。聞くところによると、もらって困るプレゼント、ベスト3の中に、「創作曲」があるとかないとか。みなさん、気をつけましょう。当時の僕は見事にそれを「やらかしてた」わけですが、やってる本人は大まじめ。楽しくてしょうがない。

笑顔でもらってくれたメルちゃんは、心優しい人でした。

少し分かりにくいですが、3番の歌詞は、思い出モードになっていて、それは二人が離ればなれになった場面を想定しています。幸福の中あって、「ナゼ別れのコトを歌う?」と、いまの自分が不思議がっていますが、コトバの魔力によって(?)、僕たちはその後、別れ、歌の通りになってしまいました。

前向きな歌詞ばかりがはびこっていた当時の歌謡曲シーン(ライバル視)に、僕は「ヘド」が出ていたので、こんな歌詞を作ってしまったわけですが、もしあなたが、「創作曲」を好きな人に送ろうしているならば、気恥ずかしくなるくらいの、ストレート&ポジティブな奴がいいと思います。そのほうがきっとうまくいきますよ。・・・いや、結果として、いま現在も悪くないので、アンニュイでダークで、ネガティブな奴でもいいか・・・。

ま、どちらでもいいです。いろいろと許してください。

♪Yes, I Love You 4畳半ミュージック

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♪Yes, I Love You
(「BOSA26」より。作詞・作曲 by BOSA 演奏 by BOSA 18歳)

大学一年の頃、4畳半の下宿部屋でひとりさびしく、この曲は録音されました。歌詞は照れを隠すためデタラメ英語にされました。いまとなってはよく聞き取れず、意図した意味さえ正確には分かりません。

しかし、タイトルには希望があふれています(歌詞はそうでもナイ)。「Yes, I Love You」ですから。とても前向きです。数年後、「NO, I DON’T」という曲を作りますが、それにくらべると、と・て・も 前向きです。

思うに、音楽でやはり、バランスを取っていたのではないでしょうか。不幸なときは前向きに、幸福なときは後ろ向きに、現状を変化させる方向に音楽を働かせていたのではないか、と。

現状変化=>現状打破=>革新、その意味ではある意味ロック・・・いや、ロックに憧れているんですがね・・・。いつも・・・。すみません。つまらぬことを言いました。許してください。

♪勇気を持てたら その場で思いついた歌詞に曲をつける実験ソング

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♪勇気を持てたら
(「Let’s Go Worst」より。作詞・作曲 by BOSA 演奏 by BOSA 21歳)

リアルタイム作詞、作曲ということで、MTRをまわしっぱなしにして、その場限りのコトバとメロディーを記録したものです。一発録りだからこそ、脚色されていない嘘のない、当時の僕の心の声とメロディーが楽しめます。つーても、ま、そんなの聞きたいのは僕だけですがね。

プライベートでは充実していたはずなのですが、破壊の方向に歌詞は向いていて、旋律もマイナー(短調)。

根クラの本領発揮か。Let’s Go Worstというテープは、ほんと、そんなのばかり。根クラな僕をどうか許してください。