♪にわかせんぺい

♪にわかせんぺい
(「Let’s Go Worst」より。作詞・作曲 by BOSA 演奏 by BOSA 21歳)

にわかせんぺい、というのは福岡では有名なお菓子の名前で、「たれ目」の形をしている。そのTVコマーシャルでは、喧嘩して相手をやっつけて来てしまった子供に母親が「はよ、ことわりばゆうてきんしゃい」と促し、子供は、にわかせんぺいで自分の目を隠して、「ごめ〜ん」と、謝るのです。にわかせんぺいは、「謝罪」のシンボルです。全国区でCMしてるんだったら、説明の必要なかったですね。実際のところ、どうなんでしょうか?

この曲は、彼女に僕が何かしら後ろめたいところがあって、いつも「にわかせんぺい」のように謝りたかった、という心情を表しています。歌詞は創作だから、別に実生活を語っていなくて全然いいわけですが、僕の歌詞は日記に近い部分もあるわけで、ええと、とにかく、なんか謝らなければならない、そんな気持ちでした。

この曲に限らず、ああ〜っ、若い頃の自分って、本当に失礼な奴だな〜と、反省することしきりなのですが、子供のやったことなのでどうぞお許しください。

♪わお!奴が帰って来ない 待ち人、来ず。

♪わお!奴が帰って来ない
(「OUT OF AMEDAMA」より。作詞・作曲 by BOSA、演奏 by BOSA 21歳)

僕とCHURIは同じ大学で、二人とも貧乏・激安ハイツに一人暮らししていたわけですが、僕は、ときどき奴(=彼)の部屋に上がり込んで、彼の買い込んだ「高級な」お菓子を食べたり、ギターを弾いていたりしていたものです。ある夜などは、あまり大きな音でギターを弾いていたのでしょう、上の人から「いい加減にしろっ!」と怒鳴られてしまいました。そんなとき、僕はいっそう大きな音でギターをかきならし、大きな声で歌までつけて・・・っ。

いま、それやると、事件になるから。みなさん、どうか「公共のマナー」を守って生活しましょうね。さて、この曲は、そんな彼の部屋に上がり込んだ僕に対して「ちょっと出かけてくる」と言い残して、帰ってこない奴を待つ間に作った曲です。録音機材を持ち込んでいたということは、セッションか何かをしようとしていたのでしょう。僕の期待は多いに裏切られ、腹いせに、彼の部屋で大きな音をたてながら、この曲を録音した・・・と、そういう思い出です。

二階の人、ごめんなさい。もう遅い?

♪1101-1101 ‘S8 難しい歌詞

♪07-1101-1101 ‘S8
(「ぼさびー」より。作詞・作曲 by BOSA、演奏 by BOSA&CHURI 16歳)

「最近、君の書く詩がつまらないから、面白いのを頼む」と、CHURIにお願いして、届いた歌詞がこれ。タイトルからしてよくわからない。多分、1985=>’85というのを逆さまに書いているのでしょう。書いてある内容も、漢字もろくによめず、冒頭のような失礼な注文をした当時の僕は、すっかり返り討ちにあってしまった、という、そんな思い出の1曲です。

ま、彼も僕も演奏はボロボロです。「ふつうの」曲でお耳直しをすることをおすすめします。すみません。